数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

STG紹介#2「東方妖々夢」難易度は抑えめ。東方STGの入門に最適のタイトル

ユンファオ

STG紹介記事の第2弾は、
東方妖々夢にする

ZUN氏としては前作の紅魔郷は難易度を抑えて作ったつもりだったのだが、咲夜さんやレミリアに毎回搾り取られすぎて、ついにノーコンクリア諦めてしまう初心者シューターが続出した。そのため彼はどうしたのかというと……

敵弾の数を増やしてきやがった!
なんでSTG作る人たちってみんなそうなんだよ!

とはいえ、難易度ノーマルのノーコンティニュークリアが目的であれば、現実として紅魔郷よりもカンタン。そこが妖々夢のよく出来ているところです。

弾幕は濃くなったが難易度は下がった

紅魔郷と比べて圧倒的に弾幕が濃くなったのと、変化球的な弾が目立つようになった。STGのシリーズモノはどんどん弾幕を濃くして演出を派手にしていくしかないのです。東方も然り。しかしこのままでは偉大なる先駆者ケイブがそうであったように、東方も「滅亡が約束されてる、一部マニア向け商売」のレッテルを貼られてしまう。それはZUN氏の目指すものと違う。そこで、敵がパワーアップしているが、自機をもっとパワーアップさせることでバランスを調整しています。その結果、紅魔郷よりも遊びやすく初心者向けのSTGに仕上がったというわけです。

具体的にどこが初心者向けなのかというと……

簡単にエクステンドできる

まず第一に、残機数がめちゃめちゃ増える。エクステンドが簡単なのです。妖々夢はスコアではなくスコアアイテムの入手数が一定に達するたびにエクステンドする仕様。なので、隙を突いて画面上側へ移動してスコアアイテムを自動回収する事はもちろん、敵がワラワラしてる場所でボムをぶっ放すだけでも大量のスコアアイテムが手に入り、結果的にエクステンドがどんどん回ります。ボムを撃って安全に道中を進みつつガンガンエクステンドしていける。それが妖々夢というゲーム。

4面で既に残機がカンストしてるが、これでもまだ何度かエクステンドを残している。

シャオリン

残機1につき複数のボムがついてくるのだから、エクステンドが多いと心強いわね

唐沢

やろうと思えば総計30発以上ボムることもできるゲームだな!

万能バリア「森羅結界」

桜アイテムを集めてポイントが一定値に達すると、自動的にミスを1回無効にしてくれるバリア「森羅結界」が展開されます。540フレーム(9秒)で効果終了とはいえ、被弾しても大丈夫っていう安心感はかなり大きい。さらに、効果中にボムボタンを押すと森羅結界を能動的に終了する事ができ、その場合は画面上の敵弾をすべて打ち消すという嬉しいオマケ付き。人間ではない人は539フレーム目でボタンを押して弾消しを狙いたいですね!

ユンファオ

スコアタでは原則的に森羅結界は強制終了しない方がいいけど、初心者は効果終了間際を狙って弾消しをした方がいい
次の森羅結界も早く回ってくるようになるし

森羅結界の発動中は自機が魔法陣で囲まれる。1回だけ被弾を無効にする。

初心者は一択、ド安定の咲夜さん

紅魔郷では強力無比なメイド秘技でもってプレーヤーを撃沈しまくって、5ボス従者組の筆頭の実力を存分に知らしめた咲夜さん。その強さが讃えられて、あるいはボコられすぎてMと化した者の支持を受けて、妖々夢では自機キャラとして登場することに。その性能は初心者に必要なものを全て持っている、といった具合です。さすが「完全で瀟洒な従者」! 妖々夢が難しいと感じたら、とりあえず高性能自機である咲夜さんを使ってゲームに慣れてみるといい。

特に幻符装備(俗に言うA機体)が使いやすい。

幻符の広範囲タイプが手軽に強くてオススメ。

咲夜さんがなぜ強いのかと言うと、まず通常ショットが東方では特に重宝しやすい広範囲ワイドタイプ。道中が超安定。左行って右行ってザコ敵の処理が間に合わなくて押し込まれる、という心配がなくなります。で、道中安定型かと思いきや、低速移動ショットが敵の位置をサーチするタイプなので、ボス戦において多少ボスとの横軸位置が合ってなくてもゴリゴリ全発当たるっていう対ボス戦安定型でもあるっていう。

極め付きに、初期ボム数がSTG界隈でも稀な4発。これはデカい。残機がモリモリ増えるゲームなので特に。残機が増えるってゆーか、ボムが4発増えるっていう感覚になれると思います。A咲夜はボムも強いので、道中でどんどんブッ放してスコアアイテムを荒稼ぎ、ボス戦でどんどんブッ放して苦手な攻撃をすっ飛ばしていくボンバーマン志向のプレーヤーも絶賛です。

隙の無いショットに4発のボム、そして森羅結界もあるとなれば、ゴリ押しできない場面など少ししか無い!

華麗なる妖々夢のボスたち

何気に登場する敵キャラがとても多い作品だったり。1~6面の各ボス(そのうち4面ボスは3人)に加えてEXボスの藍、さらにファンタズムボスの紫様……10人もいるのか~、と思いきや。紅魔郷からの続投でチルノがちゃっかり参戦している事に気づいたのは、ルナティック攻略を始めて少し経った頃だった。ハードでもスペルカードのカットイン演出が入るのに、ハード攻略の時は全然気付かなかったのである! 目はチルノを見てたのに、脳はレティだと認識していたという事です。

まあ、そんなことはどうでもよろしい。

冬の忘れ物「レティ・ホワイトロック」

ずっと1面の中ボスもコイツだと思ってた。

どことなくペコちゃんを彷彿とさせる。ベロを描いたら白ペコちゃんと化すのではなかろうか。

紅魔郷の1ボスであるルーミアよりはマシだけど、やはり1ボスなのでめちゃくちゃ弱い。弾の数自体は弾幕ゲーのボスらしくそこそこ出てるような気もするけど、弾幕避けは全く不要。つまり見せ方が良い。1ボスは「見せる」こととプレーヤーのテンションを上げる事が仕事なので、そういう意味では優秀なボスですな。

ちゃんと仕事するボスは好きだ。

凶兆の黒猫「八雲 橙」

対峙してるのがむちゃくちゃ強い人間だと知らずに人間煽りする橙かわいい。

2ボスを務める猫。2ボスといえば初心者キラー的なポジションなわけですが、橙はこれといって初心者の壁になり得るような強スペルカードを所持しておらず。むしろEXステージのように式神として「憑きたてのほやほや」の日に出くわしていたら強いスペルの「青鬼赤鬼」を撃たれるわけで、初心者どころか本編ノーコンクリアを達成した一人前プレーヤーでも容易く捻るだけの力を、本来は持っていたりします。

2ボスとして登場する時は憑きたてのほやほやではないため弱い。

七色の人形使い「アリス・マーガトロイド」

3ボスを務める魔法使い。非常に人気が高い。

テーマ曲の「人形裁判 ~ 人の形弄びし少女」を聴いていると、ああ……かつてのニコ動でMAD動画がモリモリ回転していた事を思い出す…。あと、なんかボーカルも。正直のところあまり好きではなかったんですけどね~。これが洗脳ってやつか。それほど人気で、大勢の人の記憶に残るBGMをさらっと作っちゃうなんて、すごいなあ!

で、ボスの性能の話ですが、まあ普通ですね。2ボスより強くて4ボスより弱い。後半のスペルカードはそこそこ難しく、いよいよ中盤に差し掛かったかなぁと思わせるには程よい難易度です。3ボスの鏡。

デカ弾初登場。紅魔郷のデカ弾と違って判定がかなり小さいので、安心してめり込み可能。

騒霊ヴァイオリスト「ルナサ・プリズムリバー」

プリズムリバー三姉妹の長女。

4ボスのプリズムリバー三姉妹は、使用してる自機によって戦う相手が変わるという仕様。紅魔郷の4ボスは自機によって使ってくるスペルカードが変わるというものでしたが、妖々夢では対峙するキャラそのものが異なります。4面のボスのためによくわざわざ3人も作ったな!

ルナサは長女だし一番実力持ってそうな顔をしているのですが、弾幕はいまいち弱い。ただし、対峙する事になる霊夢はホーミングアミュレット装備の場合は火力が低く長引きやすい。長引くとどんどん強くなっていく。やっぱ先手必勝に大事なんだよ、ゲームでも人生でも。

長女はあんま強くないが3人技の「コンチェルトグロッソ」はとてもムズイ。弾幕が濃い場所と薄い場所の差が顕著なので、よく見て安全そうな方へ逃げ続けよう。

騒霊キーボーディスト「リリカ・プリズムリバー」

プリズムリバー三姉妹の三女。いちばんようじょ。

けっこうかわいい。プリズムリバー三姉妹は見ての通り楽団を結成しているんですが、それぞれの自己主張は意外と強く、もめて解散になりかけた事があるという設定が存在します。うーん、イメージできない。女の子ユニットって色々と難しいんだなあ。

魔理沙を使用しているとタイマンパートはリリカが相手になります。魔理沙の移動速度だと最初の通常攻撃が一番ツライって主張しても、友達の誰一人も賛同してくれなかったのは、いい思い出。

私は魔理沙使用時の最初のこの攻撃が一番苦手。

騒霊トランペッター「メルラン・プリズムリバー」

プリズムリバー三姉妹の次女。

咲夜さん使用時にタイマンパートで戦う事になる相手。ルナサ、リリカに比べて、ちょっと名前を覚えにくいという特徴があります。個人差あり。

3人の中では圧倒的に強いと思うのですが、いかがでしょうか。生きているかのようなウネリ軌道のレーザーや、高速で地味ぃ~に曲がる弾(しかも交差する)を放つなど、プリズムリバー三姉妹の戦闘力の平均値を上げまくっているかと。既述の通り咲夜さんはとても有用な機体ですが、プリズムリバー戦の難易度は高くなるので注意されたし。

なかなかの弾速を誇る攻撃。個人的にはプリズムリバー三姉妹の中で一番難しいと思う。

半分幻の庭師「魂魄 妖夢」

5ボスを務める半人半霊の人。

このゲームの難易度の大部分を担っているのではないかと目される女。東方妖々夢を難しいと感じる人の大半は、こやつにバサバサと無双されてしまっているのではないかと推察されます。残機8人で突入したのに、戦闘後は半分以上が冥界へ連れて行かれたとか慣れないうちはよくある話。

通常攻撃も妙に避け辛い何かを持っているんですけど、それ以上に厄介なのはやはり殆どのスペルカードに盛り込まれているスローモーション化&解除のギミック。まー演出としちゃカッコイイのは間違いないんですが、如何せん弾速と自機速度が一瞬で遅くなったり元に戻ったりされると事故らされますわ。もう検挙率ナンバーワン。スペルカードのたびに1機殺られてたら身が持たないので、初心者はボンバーマンスタイルへの切り替え必須。

特には「無為無策の冥罰」はハマるととことんハマる危険スペカという認識です。左右の隅っこで避けようとするとかなり難しいので、スローモーションのピカーン!が来る前に中央へ移動しておき、中央で避けるようにするとよい。

早めに移動して画面中央で避けるのがコツ。

唐沢

くそ!
妖夢の剣が光るたびに1機おちる!

ユンファオ

妖夢戦はスペカ取得のこだわりが無いなら、ボム連射で飛ばすことをオススメする

唐沢

こだわりがある場合は?

ユンファオ

がんばれ

幽冥桜閣の亡霊少女「西行寺 幽々子」

圧倒的優雅にラスボスを務める、西行寺家のお嬢様。

またの名をドリームキャスト。え、ドリキャスを知らない? ばかな!

自分んとこの桜の木を満開にすることで封印を解き、封印されている何者かの正体を知りたい、っていう120%興味本位だけで幻想郷中の「春」を奪って集めていたという困ったお嬢様。紅魔郷のラスボスは生活レベル向上のために、妖々夢のラスボスは興味本位のために異変事件を起こしたのです。この頃の東方は一段と平和だったな。幽々子のバックストーリーは暗~いけど。

飄々とした雰囲気にぽかーんと開いた口の立ち絵が実にチャーミング。亡霊のくせに優雅で常に愉しげでもあって、人気が出るのも頷けます。頒布当時、友達が幽々子様の熱狂的信者をやっていて、そのときは彼女の良さがいまいち理解できなかったけど、今なら分かる! 実は身長「高め」のお姉さんポジに近い存在だと知って、なおさら。

戦闘面では前作のラスボスよりも弾幕が濃くなっているものの、弾速は緩やかになっているほか、最終スペルにおいてもアンチボム(ボム耐性)が付かないためボンバーマン戦法が有効。さらに森羅結界システムも発動しやすいため、結果的に倒しやすいラスボスに仕上がった。

攻撃の形態移行にBGMがシンクロするようなタイミング調整も絶妙で、西行妖の木のシルエットなどの演出もラストバトルを最高に盛り上げてくれます。特に最初のスペルカード後の、巨大扇がブワッと開きながら桜の木がザザーっと流れてくる演出は、初めて見た当時の基準では感動モノ。感動したよね? 幽々子戦に限らず妖々夢の美しい演出の数々が好きです。今の描画技術で再現したらすんごいイイんだろうなあ。そうだ、妖々夢のリメイクを作ってください。祈願したら作ってくれるかなあ。

妖々夢は全体的に演出が美しくて良い。

すきま妖怪の式「八雲 藍」

すきま妖怪というのは紫様のこと。つまり藍は紫の式神。

エキストラステージのボスを務めるの九尾の狐の妖怪である八雲藍。パッチリおめめが超かわいい。あと立ち絵の中華の拳法家か何かみたいなポーズも好きで、目を細くしてる時の表情とよく似あってるというか。アルヨーとか言ってそうでかわいい。言わないけど。

EXボスとしては程よい調整の強さだと思います。一番お気に入りのスペルカードは式輝「四面楚歌チャーミング」。デカ弾の当たり判定を見極めながらすり抜けていく緊張感がたまらない。

パッと見、どこに自機がいるのか分からないレベルでデカ弾の密集してる中に食い込んでいく。

神隠しの主犯「八雲 紫」

みんな大好き紫様の初登場。

この初登場時は正直なところ「なんか、ずんぐりマダムが出てきたな」くらいにしか思ってなかったんですが、萃夢想あたりまでにモリモリ出てきた二次創作イラストの数々の、シュッと美しくて余裕があって飄々としてて胡散臭いお姉さんなキャラクター像と、あらゆる「境界」を支配下に置くとかいう無敵感溢れる原作設定に惹かれて、けっこう早い頃から東方キャラの中で(たぶん)一番好きになりましたねー。紫様!私を次元の狭間へ連れて行ってくれ!

戦闘面については流石に裏ボスというだけあって、無策ではギッタギタのメッタメタにされるのが見え見えな強さを備えているものの、自身の式神であり表Exのボスであるところの藍よりも弱いという意見も散見される。難しくしたつもりが意外と簡単だった、なんてのはSTGではわりとよくある事ですが、これは紫様が本気で戦う事など決してないことの表れに違いない。紫=あんま強くない妖怪、などという失礼な勘違いをしないよう頼むぞ!

さて、たしかに一部のスペルカードは藍のものよりも弱体化しているようですが、全体として基本的には難しくなっていて、その中でも圧倒的に強力になって挑戦者を降しまくっているスペルカードがあります。それは、魍魎「二重黒死蝶(もうりょう・にじゅうこくしちょう)」。この技は、カーブ、背面、加速、クロスなど、プレーヤーが基本的に苦手な要素をてんこ盛りにした弾幕であり、しかも後半のスペルカードと違って安全地帯やパターン化で軽く切り抜けられるわけでもないので、多くの人にとって難関スペルの一つになっています。そりゃー古明地さとりのトラウマ再現弾幕の第一陣に選抜されるわけだよ。

また、霊夢とカプられることの多い紫様ならではというべきか、スペルカードのネーミングは霊夢のテーマ曲の一つである「二色蓮花蝶(にるいれんかちょう)」に因んでいるようで、霊夢も二色蓮花蝶も好みな私が得する、ちょっとしたストーリー性を持つスペルカードでもあるのです。

紫様難関スペルの一つ「二重黒死蝶」。

まとめ

見た目の派手さも弾幕の激しさもパワーアップしていながら、難易度は初心者にも遊びやすい方向性、腕利きの連中には2つの裏ステージでおもてなしという素晴らしい作品かと。5ボスが異様に強いという気がしなくもないけど、余りあるボムで吹き飛ばせばいいし。前作の紅魔郷から引き続き東方ブーム黎明期を支えたアリスや幽々子に会えるので、二次方面で東方に関わってる人にも積極的に勧めたい一本です。とはいっても、魔理沙は攻撃範囲が狭くてボムが2発しかないので初心者には向かない。そこんとこ注意。

こんな人にオススメ!

  • 初心者弾幕シューター
  • 気合避けとパターン化の境界線上で揺れるシューター
  • 東方STGをやってみたいけど種類が多くてどれから手を付けたらいいか分からない人
  • 東方ブーム黎明期のキャラクターのファン

唐沢

なんで魔理沙はボム2発しか無いんだろうな

シャオリン

マスタースパークみたいな超火力のボムがたくさんあったら、ゲームバランスが崩れちゃうからでしょ

唐沢

ふーん…
私は別にいいと思うけどなあ

ユンファオ

誰かの迷惑になるわけじゃないしね
というか、コンフィグで初期残機数をいじれる時点で……

咲夜さんの場合、初期残機数をMAXの5に変更するだけで、
初期ボム数が実質+8。

やべえ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です