数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

STG紹介#5「虫姫さま」STG史上最小級の当たり判定を持つ女の子が、暴れる虫たちと物理的に対話する

「緑」と「紫」って言われて一瞬で頭に浮かぶものと言えば、キャベツ。次いでエヴァ初号機って答える人は少なくなさそうですが、ケイブに飼い慣らされてきたシューターであれば「虫姫さま」と答えたいところ。背景が緑色に繁々の中、敵弾が紫色で統一されていて、それが画面を文字通り埋め尽くすほどビッシリばら撒き尽くされる地獄絵図、そしてその2色が織り成すカラーコーディネートは、ケイブファンならびにSTGファンの皆さんの心に深く刻み込まれていたのです。主にトラウマとして。

弾幕の濃さ / 5 マニアックモード準拠。
弾の速さ 3 / 5 マニアックモード準拠。
気合避け成分 / 5 マニアックモード準拠。
オリジナリティ / 5 スコア稼ぎがやや独特。
ジャラジャラ感 / 5
キャラ・ストーリー アニメ系要素 / 5 独特なイラスト。独特すぎるボイス。
初心者オススメ度 / 5 マニアックモードは弾幕STG入門に向く。
自宅で遊ぶには PS2、Xbox360、PC

主人公「レコ」とストーリー

本作の主人公の「レコ」は、はいていません。さらに15歳とは思えぬほどの爆乳、ニーソに悲鳴を上げさせるほどの太もものムチムチ感と、ケイブの女性社員がレコーディングしたという素人感150%のボイスが多くの男たちの心に皆中。フィギュアまで発売された彼女ですが、ストーリーとしては、生贄にされたレコが、「甲獣」という巨大生物が人間を襲わないように抑え込むだけの力を持っているかテストされる、というものです。結果的には。まぁ予備知識が無いとちんぷんかんぷんでしょうけど、シューティングのストーリーなんてそんなもんでいいと思います。エンディングで大泣きするレコ姫様に心を打たれた場合に初めて、ちょっとストーリー調べてみようかなって気になるのです。そして、君はレコを好きになる。

15歳。はいてない。趣味は爆発する謎の実を投げて遊ぶこと。

ショット、移動、被弾は相棒の金色のカブトムシの「キンイロ」が担当。レコ姫様の担当はキンイロが被弾する前に「サクレツの実」を敵に投げつけて爆散させることである。

マニアックモードが弾幕シューターを育てる

オリジナルモードは敵弾の数が少ないが速い、マニアックモードはいつものケイブ製STG、ウルトラモードはいつものケイブ製STGの2週目のような鬼畜難易度、ということで3つのモードを搭載しており、個人的にはこの中でマニアックモードがダントツでオススメです。

オリジナルモードは敵弾の数が少ない代わりに弾速が速いので、そう聞くと、どちらかと言えば鉛筆よりもアーケードスティックを握って育ってきた世代は「彩京」の二文字がパッと脳を過ってガクガクするわけですが、彩京シューと比べたら当たり判定が小さいなど、弾幕国家CAVEの法治に守られている分、だいぶ遊びやすいです。とは言え、この調整のシューティングは意外と独特で、オリジナルモードでワンコインクリアを達成できても他のタイトルに応用が利きにくいようなところがあると思います。

オリジナルモードは弾数が少ない代わりに弾速が速い。

一方でマニアックモードはいつものケイブ製シューティングそのまんま。ガワが変わっただけで弾幕の中身は蜂に出てくる奴らのそれと殆ど同じです。それでいて難しいシステムは無く、難易度曲線も理想的であり、取っつきやすさは弾幕STGの中でも上位だと感じます。飛んでくる弾幕も「弾幕シューティングの遊び方」という教科書で予習してきた新米シューターに実戦演習をさせるような、弾幕の基礎文法に則ったものばかりで優しく丁寧に殺しに来てくれます。そう、なにも初心者でもクリアできるくらいの程よいヌル鬼畜具合だと言っているのではなく、あくまでも弾幕STGという終わりなき重苦の世界に首を果敢に突っ込んで生きてみたいという新入りさんのための、最初の教材としてちょうどいいだろう、といったところです。人は皆、3面でチョン避けを学び、4面で連射ザコの蹴散らし方を学び、5面で大型機の捌き方を学び、一人前になっていくのです。

マニアックモード。弾数がやたら多いが、その捌き方を勉強するのに向いてる素直さがある。

STG史上最小クラスの当たり判定。アイコンよりもだいぶ小さい。

ちなみにウルトラモードについてちょっと喋りますとだいたいロクなオチが付きませんので割愛気味にいきますが、あまりシューティングをやらない人でもゲームが好きであればひょっとしたら聞いたことがあるかもしれない程度に悪名高いモードではあります。ウルトラモード…それはIKDと人類のSTG史に残る戦いの一つ(勝者は人類)。なんか隠しコマンドを入れると出現するという風変わりな登場の仕方をした「弩極難易度モード」であり、この聞き慣れない難易度の形容こそまさにケイブ。プレイする場合は自己責任で臨まなければなりません(説明文にそう書いてある)。つまり、100円入れて30秒以内にゲームオーバーになっても文句言えないわけです。

自己責任の弩極難易度モード。これでもまだ簡単なシーンである。

ウルトラモードには専用の真ボス「アキ&アッカ」が実装されていて、これが彼の有名なケイブ真ボス「火蜂」を圧倒的に上回る強さということで話題になり、彼のセリフ「君ならできるよ(笑)」は今でこそ動画配信が充実した時代になったお陰で身近に感じられるようになったものの、アーケード当時はこのセリフを聴けただけでも感激モノだったことはよく覚えています。

アキ&アッカの弾幕は宇宙で一番のグロ弾幕ですが、1秒間に2000発以上の弾を発射できる彼であっても人類の悪知恵(光点ずらし)の前に敗北を喫することになりました。初見の時はどう見ても人類の手に負えるような相手ではなかったはずなのに…。人の悪知恵はそんなもんだって乗り越えられる!

虫を炙ってスコアを稼ぐのは大人になってから

さて、虫姫さま(マニアックモード)がこれから弾幕STGを始めようという奇特な人にお勧めしたいシューティングである事は既述の通りですが、実はこのゲームはスコア稼ぎに関しては頑張ろうとするとマニアックモードの弾幕以上にマニアックな内容でして、「シューティングの上達の近道はスコア稼ぎを意識すること」という持論があるのですが、このゲームのスコアタは弱火でじっくり炙るみたいなところがありますし、弾幕STGそのものに慣れていないうちからそれをやってると肝心の生きる術を見失うことになりかねないと思ってます。特にケイブ製STGにおける正義は「即殺」。虫を炙って拷問してスコアを稼いで気持ち良くなるのは大人になってからのお楽しみにして、最初のうちはW-ショットの近接超火力で一瞬のうちに炭屑にしてやるのがいいでしょう。無邪気に実を投げて爆散させるのもよい。レコ姫様はまだ15歳なのである。

ぽ~ん♪と言いながらサクレツの実をブチ当てる。虫は砕け散る。結構ひどい。

こんな人にオススメ!

  • 弾幕シューティング初心者
  • ケイブ製シューティング初心者
  • レコ姫様(はいてない)のファン

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