数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

「ヴァルシュトレイの狂飇」エンディングの感想

美穂がタチアナに対してただならぬ殺気を放ちまくってるので真エンディングは荒れるだろうと思ってましたが、それは間違いで、荒れるどころか予想以上にハードでバイオレンスな内容でした。真エンディングというところまで来ていきなりスチルが何十枚も出てきた事から分かるように、エンディングにめっちゃ力入れてますね。ヴァルシュトレイはエンディングで語る、とか言われても反論できないほどエンディングにしてはボリュームがありますので、真エンディング狙いのストーリーモードは時間が十分にある時にプレイするのがオススメです。

唐沢

ネタバレ記事だからNGな人はここでバックな!

ヴァルシュトレイの狂飇のゲーム紹介記事はこちらです。

STG紹介#9「ヴァルシュトレイの狂飇」超弾幕を2つの超ウェポンとシールドでゴリ押しして切り抜ける圧倒的爽快感重視STG

プーすけのスーパー神風アタック

まさかプーすけが…そんな… とは思わなかった私。独白シーンでも必ず美穂を守り抜くって固く誓ってたあたりから顔に死相が浮かんでいましたし、この手の気弱だけど芯は強くて健気なタイプはクライマックスで特攻する恐れがあるというのは、SFオペラの基本構文の一つ的なところありますし。ヴァルシュトレイの重粒子線というものがどんなものか知りませんが、たくさん浴びちゃったってセリフが飛び出した瞬間には「特攻」の二文字が頭に浮かびました。

とはいえ、美穂とプーすけの経歴のことを考えると結構重いシーンではあります。表向きはかなりヤンキーチックな美穂ですが、プーすけがカミカゼするって言いだした時にはオロオロ狼狽えまくって、ついには泣きが入るのですが、中の人の演技がちょっとアレってこともあって二重にツライというか。

プーすけの死、そして美穂の声優の演技力が辛い。

このジメジメした別れよ。好きなFPSのゲームで、米兵の戦友の手が機械に挟まって爆発から逃げられない、みたいな状況で、戦友が「俺はここまでだ。あばよ」とだけ言って、助けようとする主人公を突き飛ばしてアボーン!なシーンがあるのですが、この別れのシーンは5秒くらいで終わるというアッサリっぷり。戦友との別れのシーンなんてこんくらいでいいよなとか思ったりもする今日この頃です。

しかしちょっと良かったのは、特攻なんてものはタチアナが責任を取ってやるべきだと美穂が主張し、プライドの高いタチアナが自分の命なんか惜しくないし、美穂なんかに助けられるくらいなら特攻した方がマシだとヤケクソ気味に同意した時に、プーすけが「そんなゴミみたいな命じゃ何も助けられない。だから私がもらって役立ててあげる」と返したところ。そして、助けられた命でのうのうと生きていくのが嫌なら死ぬまで美穂を守り続けろと、タチアナに対してプーすけが『命令』するシーンです。自分が閣下にいいように操られていたせいでプーすけが死んでしまい、さらにそのプーすけに命を救われて生き続けるなんて情けないことはできそうにないタチアナのことなので、それを解ってて彼女が生きる意味を作ってやるというのは、プーすけの素敵な優しさかと。

しかし……スクショを見返してて思ったのですが、タチアナは自虐的に自分の命なんか惜しくないし、美穂さんのようなグズなんかに助けられるなら死んだほうがマシと言い放ちはしてますが、「ゴミみたいな命」はドサクサ紛れにヒドすぎでは…。

タチアナが可愛い

タチアナのせいでプーすけが死んだと言えば、まぁその通りだと思うのですが、「あのやろうは、殺す」などと言っておきながら精々ブン殴って言い争いをする程度の荒事は起きそうだなぁと思ってたら、ガチでブッ殺そうとしてて背筋が凍りました。

ガチで殺しに掛かってくるとは思いもしていない無防備なタチアナにいきなり発砲、得意の射撃で背中を撃ち抜いて、動けなくなったタチアナに「ホントにヒデえのはこれからだ。オラ立て」などとチンピラみたいなセリフを言いながら無理矢理上体を起き上がらせ、顔面へのパンチを延々と続け、命の危機を感じたタチアナは泣きながら降参するも、美穂は容赦せず顔面にゴツい蹴りを入れる。さらに殴り続ける。どんな悪魔じゃ。

タチアナといえば、自分の事が大好き、いつでも他者を見下す、挑発するのが趣味、高飛車、にやけ顔。そんなタチアナがここまで血生臭くボコられてるのを見ると……なんだか可愛く見えてきました。悪い事したり、ふだんムカつく事ばっかするキャラが酷い目に遭ってるのを見ると可哀そうになってきて、むしろ好きになることがあるのは自覚してるのですが、タチアナも例外ではないようです。血と涙でボロボロのタチアナの顔カワイイ。

今にも死にそうである。ひゅーひゅー言ってる。

ソロー少佐が止めに入らなかったら確実にブッ殺してたな。こんな奴でもプシュパが救った大事な命だからと言って美穂を抑える冷静なソロー少佐も素敵でしたね。さらに言えば、まだまだ気が済まずに暴れ出しそうな美穂に対して「貴様をヒネるのに5秒もかからん」と脅して黙らせるところシビれる格好良さ。美穂って設定上では超電磁空手八段という詳細不明でありながらも強そうな肩書があるのですが、それを5秒も掛からずに倒すのってしゅごい。

サイヤ人がよく使う治療カプセル的な物のとこまで運ぶのを手伝うよう命令される美穂ですが、堂々と拒否。鬼である。

命乞いをするタチアナ。痛々しくて見ていられない。

それを見て爆笑する美穂。鬼畜なSTG主人公選手権があったら優勝狙えるポテンシャル。

ソロー少佐の株も私の中で急上昇。ゴスロリメイドコスプレが趣味だと知った時は株ガタ落ちでしたが、エンディングのこの場にソロー少佐が居なかったらと思うと、タチアナはもとより美穂もどうしようもなく希望の無い最期を迎えていたに違いない。

プレーヤーの私から見ても絶望的なこの状況の中でこの笑顔。勇気を貰える。

サイヤ人式救命カプセルの中でタチアナは想う。半殺しにされて分かったことは「死ぬことは思っていたよりもずっと怖い」ということ。自他問わず命の重みというものに気付かされた瞬間だったと思いますし、そうなれば准将閣下のためだけに捧げる闇の人生を歩み続けてきたタチアナにとって、自分で考えて、自分のために生きて、自分のために死にたいと思えるようになったのは、ある意味で美穂のおかげとも取れなくもないかと。

たしか10面突入あたりのところで、タチアナが美穂に対して「たしかに出会いは最悪だったけど、今からでも友達になれないかしら」と言ったことがあって、その言葉が本当なのかウソなのか考えていたのですが、真エンディングを観て(度合は違うかもしれないが)本気だったのだと確信しました。背中撃たれて殴られて半殺しにされて、嫌いで顔も見たくないから付いてくるな、とまで言う相手に「わりと本気で尊敬してるし、友達になってほしいと思ってる」なんて言えるわけですし。美穂の何がタチアナにそう思わせたのかについては、また別の機会の考察の楽しみにとっておくとして、美穂、タチアナ、ソロー少佐の3人で一致団結してこの状況を乗り切ろうというムードは結構アツい。

タチアナの美人な横顔が結構好み。

「私はあなたを裏切らない。だからあなた達も私を裏切らないで。お願いよ」って、可愛くないですかね。人生の中で初めて裏切られた体験をして、裏切りに対してちょっと臆病になってるような感じで。

最後の誰

最後の最後に出てきた女は一体何者。ヴァルシュトレイを潜り抜けた先にはどうも未来の世界が広がってたようですし、女が准将閣下の回し者っぽいところを鑑みるに、やはり未来人ですかね。オレリアとレオンティーナのエンディングでも最後に一瞬だけ出てきましたけど、素性は不明で、太ももが猛烈にエロイこと以外は何も分かりません。

てゆーか、顔も声もタチアナに激似ですし、正体は歪んだまま成長した未来のタチアナってのはかなりアリですかね。タチアナの事をあっという間に准将閣下を裏切った「恥」って言ってるのは、例えば姉妹などの身内というよりは自分自身に対する自虐的な意味を持たせてるように聞こえますし。

とりあえずどう見ても友好的な雰囲気ではなく、准将閣下の命令で後始末(美穂たちを抹殺)しに来たというのは明らかなんですが、しかしこちらには暗殺とナイフのプロ、超電磁空手八段、そしてそれを5秒以内でヒネる総合格闘家という最強メンバーが揃っており、3vs1ですし格闘戦になっても確実に勝てるような気がしますが、どうなるんだ続編の開幕。

フリーザ様のデスビーム的な何かで一瞬でタチアナが殺される、みたいな展開は何卒勘弁して下さい。昔悪者だったとか取り返しの付かない過失をした奴って、改心して仲間になると見せかけて瞬殺されるって展開はよくあるので急激に不安になってきた。自機入れ替えはプーすけの分だけでいいぞ。

タチアナのポーズが瞬殺されるタイプのモブキャラくさくて、大変不安である。

そういえばオレリアとレオンティーナのエンディングでは、自分たちの姿によく似たクルーを見かけた気がするなんて話もチラッとだけ出てきましたし、それってつまりそのまんま未来の自分たちなんじゃ。

スクショ見ながら思い出してみたら、レオンティーナもこのエンディングではちょっと雰囲気怪しかったですね。護送用に急遽戦艦を手配できた理由もうまくはぐらかしてたような気がするし、「先輩は立派でした。ありがとうございました」って、なんでそれ過去形なんだ。魔法使いのジジババの物語の事もあるし、この人も何か裏があるな?

唐沢

ウワー、これ気になるなあ! トゥービーコンティニューなんて甘っちょろいコト言ってる場合じゃねえぞ開発。

ユンファオ

ヴァルシュトレイはリリースされてからもうじき4年になる。スピンオフ編とかトラブルウィッチーズとかも展開してるとはいえ、そろそろ続編が欲しい。

シャオリン

なんだか色々と不安定なサークルだから、ちゃんと完結編が出るのか不安よね。

唐沢

最悪、ノベルでもいいから続きを読みてえ。

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