数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

STG紹介#12「鋼鉄のヴァンパイア」密着からのゼロ距離射撃でしか生き残れない、圧倒的マッスル思考向けの風変わりSTG

唐沢

カタカタカタ…(キーボードを叩く音)
……お? これは…。

唐沢

なんか面白そうなシューティング見つけたーッ!

ユンファオ

あ、「鋼鉄のヴァンパイア」だ。
鋼鉄のヴァンパイア
同人ゲームサークル「あきら小屋」制作の超硬派STG。ゲームシステムから表現まで独創性極まる1本である。 現在はSteamで購入可能。

硬派らしさ溢れる(?)謎のバックストーリー

タイトル画面。BGMは渋い。

とにかく漢らしさや鉄錆臭さにこだわりまくっているようで、PVにおいても硬派STGであることをこれでもかとアピールしていますが、「(鋼鉄+酸化)×シューティング=真硬派シューティング」っていう数式は初めて見たな…。シューティング論理学なるものが証明済みのようですが、ナニソレすっごく学んでみたい。

ストーリーですが、あまりにもインパクトが大きくて概略化したくなかったので、公式サイトから全文引用。

最終戦争――「永遠の平穏のための戦争」から500年。
人類は戦争と疾病、飢餓と貧困を駆逐し、恒久平和を成し遂げ、安息の日々を過ごしていた。

ある日、失血による死者が発見される。
三日後、また一人。
その翌日、五人。
失血による死者は指数関数的に増加していき、やがて『吸血機』の存在が確認された。

人類が「敵」を確認すると同時に、吸血機の群れが大挙して押し寄せる。
人類の盾である、第三世代準知性コンピュータ搭載ロボット兵団は、瞬く間に倒されていった。

残存人類十八万八千人。

「もう、打つ手は、ない」
「このまま人類は滅びるのか?」
「……一つだけ、可能性がある」

「我々には……絶滅種族Nihon-Jin、最後の一個体が残されている」
「ばかな! Nihon-Jinは滅んだはずだ!」

雪の蔵・ヒマ・アラヤ、カラコルム2 冬季無酸素単独登頂
山頂にて、拠点防衛用バトルロボを八体を破壊し、気象兵器エターナルナイトの停止に成功。
極限状況での生存指数32500sv。

その常軌を逸した身体能力は、平和に対する反逆罪と認定された。

停滞フィールドにて凍結保存され、歴史から消え去った男。
男の名は、桜島吉乃

まったくイミフなのに何故かとてつもなく惹かれる、漢臭さ溢れる(?)バックストーリーとなっています。「Nihon-Jinは滅んだはずだ!」ってw

主人公は絶滅種族Nihon-Jin(=日本人…?)の最後の一人「桜島吉乃」冬に酸素ボンベ無しで一人でヒマラヤ山脈とカラコルム山脈を登って防衛ロボ8体を倒したとか書いてあるけど、
その設定って必要なのか…?w
と思わずにはいられない、敵以上に謎の男である。

唐沢

……? ??? どゆこと?
あまりにもガチムチすぎて封印されちゃったってコト?

シャオリン

ステキ。戦闘機に乗ってる時とどっちの方が強いのかしら?

ユンファオ

……さあ?

ちなみに桜島吉乃のイラストはありませんので、個々の脳内でイメージしましょう。私の場合はスキンヘッドでムキムキのオッサン。

敵に密着して肉弾戦を主体とするSTG

敵弾に被弾しないようにする、最も確実な方法わかります?

すでに鋼鉄のヴァンパイアをプレイ済みで桜島吉乃的な思考にどっぷりと冒され済みの皆さんであれば、私が何と答えてほしいのか丸分かりかと思いますが、答えはそう、敵に弾を撃たせる前に瞬殺することです。飛んで来ない弾には当たりようがない。

日本人であれば全員知ってる日本の四字熟語の一つに「先手必勝」があります。囲碁や将棋がその語源だと言われていますが、先手を取って戦局を有利に進めれば負けることは無い、という先人たちの偉大なる教えが正しいことを、桜島吉乃氏は実戦で証明してくれるのです。
さすが、Nihon-Jin。

すなわち、敵が画面にインしたと同時にブッ殺すほどの徹底された先制攻撃により、攻撃されることなく突き進んで行く事こそが最大のゲーム性であり、最良の攻略手段。

なんだ、ただの危険行為推奨系STGか…と思った人は想像力に欠けている。敵にぶつかれば何故かこちらが死ぬのがSTGの常識ですが、このゲームではガツン!と鉄と鉄がぶつかり合う音がして接触するだけ。そして敵に近ければ近いほどショットの威力が「かなり」上昇するというルールですので、画面上部でガンガン機体をぶつけてゼロ距離射撃を叩き込み続けるのが安全です。一般的なSTGのように画面下で敵弾を避ける構えを見せた瞬間、なんと死が待っている、そんなSTGなんですよ!

自機がとてもデカいが、敵弾を避けないゲームなので全く問題ない。当たり判定とか、そんな繊細なこと考えなくていいです。

中ボス戦やボス戦に関しても、敵にガッツリ機体をぶつけて、ボムをブッ放しながらゼロ距離射撃を叩き込んでソッコーで勝負を決めるのが正義みたいなところあります。なにせチュートリアルで、ボムは「回避」のために使うのではなく「制圧」のために使うことを推奨してるような節もあり、スコアアタックを狙うのであれば話は別ですが、そうでなければ中ボスやボスにはどんどん決めボムをブチかましていきたいところ。

3面の中ボス戦。ランクは65/100。勝負は一瞬である。

シャオリン

画面の下の方にいるほど危ないSTGなんて初めて見たわね。

唐沢

爆発音もエフェクトも派手で気持ちいいから、超攻撃的なテンションになるな! パターンを覚えなくてもアドリブでガンガン行けるところが爽快だぜ。

STGなのに自機が成長していく

どこぞの弾幕STGの元締めメーカー(ほめてる)が普通の人類にはオールクリアできないようなゲームばっか作ってたせいか、2Dシューティングというだけで敬遠されてしまうような風潮があるようですが、本作はシューティング素人でもクリアが望めるゲームだと断言できます(難易度が何故か「Very Hard」しかなくてもビビらなくてオーケー)。

その最大の理由が、自機の成長システムの採用です。

本作には自機のシールド数や無敵時間の長さ、移動速度といった幾つかの強化可能なパラメータと、メインウェポンおよびサブウェポンの種類、攻撃力、回復アイテム精製力、ボムアイテム精製力といった性能の概念が存在し、ゲーム内通貨を消費して強化したり、敵からのドロップにより入手したりする事ができる。

武器装備の選択画面。性能を一覧することができる。

ゲーム内通貨を消費して自機の基本性能を強化。

少なくとも基本難易度である(なぜか)「Very Hard」においては、この強化が無いと全く太刀打ちできないような難易度調整ではないのですが、ノー強化でクリアできてしまう腕利きと、そうではないカジュアルシューターとの差を埋めるシステムが、自機の成長要素。いつも3面でゲームオーバーになってしまう人も、このシステムにより少しずつ先へ進めるようになって、いずれはノーコンティニューでクリアする事ができるわけです。

ノー強化クリアをキメて悦に入るもよし、自機強化の苦労が実を結んでようやくクリアできた時の達成感を味わうもよし。どちらの方向性でもこのゲームの面白さを満喫する事ができるでしょう。

ちなみに、このゲームにはゲーム中に変動するランクが100まで存在するのですが、ランクが高いほど強力な装備がドロップする確率が高くなっていて、ゲーム中に出現するランクが上下するアイテムによってプレイスタイルに合わせて調整が可能です。つまり、敵の猛攻に晒されようとも強力な装備を手に入れたいアウトローは意図的にランクを上げればいいですし、自分の丈に合った難しさに調整しながらじっくりと先へ進みたい人は意図的にランクを下げていけばよい。

緑色に光るアイテムを取るとランクが1下がり、赤く光るアイテムを取るとランクが5上がる。欲しがりさんは赤アイテム連続取得推奨。

序盤は少しでも強い装備を手に入れるためにランクをわざと上げていき、後半はクリアを目指してランクを下げていく、といったプレーヤーの好みの調整でプレイできます。

なお、だいたいランク50を超えたあたりからまともな人間には避けられない弾がバリバリ飛んできますので、高ランク走行に走るモノ好きはせいぜい見敵必殺を徹底して下さい。

ゲームオーバー後の、ドロップ装備確認画面。お楽しみの瞬間である。

新しい種類の武器を手に入れたらまず使ってみよう!

新たな力を手に入れたらすぐに試してみたくなるのが人間というもの。自分に合った装備を見つけ、まずは「Very Hard」をクリアしよう。

ユンファオ

そしていつかは全5週クリアを目指す
「Extra Genocide Hard」
に挑戦しよう。

シャオリン

エ、エキストラジェノサイドハード…?
なんてネーミングの難易度なの…。

唐沢

うおおー! 燃えてきたーッ!

中ボス戦・ボス戦の前に入る中二病っぽいテロップも素敵です。

花びらがサーッと舞う演出と共にやや中二病風のフレーズが表示され――

ボスの肩書と名称がこれ以上無いくらい堂々と表示される。かっこいい。

こんな人にオススメ!

  • たまには風変わりなSTGを遊びたい人
  • とりあえず素人でもクリアできるSTGを触ってみたい人
  • 強力な自機で暴れ回って爽快感を楽しみたい圧倒的マッスル思考のシューター

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です