数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

STG紹介#14「魔女ボーグ メグリロ」ストーリーは類を見ないイカレっぷりだが、システムは単純明快でスコアタがアツイ

ここ最近はメンタル削られるCoD:MWというFPSのキャンペーンモードばかりやっていたのですが、折り返しを迎えたっぽいので癒しを求めてシューティングをやろうとしたところ、「癒し」と「嫌し」をうっかり間違えてしまい、「嫌し系魔女っ子STG」と公式に称される同人シューティング「魔女ボーグ メグリロ」を起動してしまったのであった。

ユンファオ

今日は「嫌し系魔女っ子シューティング」のメグリロを紹介する。
古い同人STGだけど、今でも面白い。ストーリーはイカレてるけど。

唐沢

聞いたことはあるな。4亀で取り上げられてなかったっけ?

ユンファオ

うん、インディーズゲームの小部屋に載った。
海外展開もされたし、地味に評価の高いゲームだからね。ストーリーはイカレてるけど。

シャオリン

2回言ってるし。ストーリー気になるわね…。
魔女ボーグ メグリロ
2008年に頒布された同人ゲームサークル「ASTRO PORT」の縦スクロールSTG。サイボーグ化した魔法使いの少女を操作し、魔法や兵器を駆使して全6ステージを攻略しよう。現在はSteamなどで購入可能。STGとしては普通に面白く遊べるが、ストーリーがイカレてる。

科学と魔法の融合

設定は後述しますが、主人公のメグリロは科学と魔法の融合である超電気魔法を操ることができるサイボーグ魔法少女。超電気魔法こそ通常ショットに並ぶもう一つのメグリロの武器になります。

トキトメワープ

トキトメワープの魔法陣を展開したところ。

超電気魔法「トキトメワープ」。メグリロが現代世界へやって来て最初に覚えた魔法であり、このゲームの独自性の最たるものです。ボタンを押している間、ゲームの時間が完全に停止して魔法陣を展開。ボタンを押し続けているあいだ魔法陣は自由に動かすことができ、ボタンを離した瞬間に時間が動き出すと同時にメグリロが魔法陣の位置へ瞬間移動します。時間を止めてワープする特殊能力、それがトキトメワープ。

このゲームは標準難易度でも敵が結構むちゃくちゃな弾幕を出してきますが、トキトメワープがあれば弾の壁に圧殺される心配は皆無なわけです。トキトメワープ前提の攻撃も多数あるので一見めちゃくちゃ難しそうでも実は簡単に突破できるというような、パズルに近い要素が無いこともない点が独特。

ところで、トキトメワープの魔法陣を展開している間は専用ゲージが減少し、ゼロになると回復するまで使用できなくなってしまうのですが、防御のために普通にワープして回避するような使い方だけなら滅多に底を尽きる事はありません。実質無制限と言ってもいい。そこで、このワープをスコア稼ぎのために攻撃的に、アグレッシブに使っていけたらカッコイイ!魅せるプレイングもSTGの醍醐味の一つですよね。うまくいったらSNSやYoutubeで公開しましょう。うまくいかなかったものはShift+Delete。

唐沢

トキトメワープをスコア稼ぎのために使うって、どういうこと?

ユンファオ

ワープで接近して即殺。

このゲームは敵が画面上に出現してから早く倒せば倒すほどスコアに高倍率が掛かるシステムが採用されています。まあ、STGではわりとよく見かけるスコアシステムなのですが、このゲームにはトキトメワープがあるので、敵に張り付く為に移動する時間をショートカットできるわけです。絵柄からしてもシンプルで単調なゲームかと思いきや、スコアタをしようとすると敵配置を頭に入れて最短・最速で接近張り付きができるようにワープを小刻みに繰り出し続けるという、目まぐるしくもアツいゲームに豹変します。もちろんワープゲージというリソース管理が必要です。ムズい!しかしやり込み甲斐のありそうなSTGになります。

スコアタ用のパターンはほぼ無限大に改良できそうな勢い。

サテライト

メグリロの左右に配置されるオプション兵器「サテライト」。

サイボーグとなったメグリロのために博士が開発したオプション兵器。敵が出現すると後方に逃げていくクソ使えない使い魔のビリケンの代わりにメグリロを支援してくれます。ビリケンはマジで要らない子。

サテライトはメグリロの左右に1個ずつ配置され、アイテム取得によって攻撃方法を多彩に切り替え可能ですが、左右別々に切り替えられるところが面白い。敵が前後左右から出現する場面では3方向ショットが欲しいし、固い中型機が連続で出現する場面では攻撃力の高いミサイルが欲しい。サテライトはその両方を同時に装備する事ができるので、戦略の幅は広そうです。とはいえ、近接即殺によってスコアが伸びる事を知ってしまった今、私は基本的にはソードやノコギリといった格闘装備ばかり好むような体質になってしまいましたが、それもまたプレーヤー各々の個性。Youtubeなどで色んなプレーヤーのプレイングを観てみたらそれぞれに違いがあって面白い…ハズなのだが、いかんせんプレーヤーの絶対数が少ないという悲しみ。なぜだ…。ストーリーがイカレてるからか…?

メルヘン時空

ボス戦は必ず「メルヘン時空」内で行われる。

超電気魔法「メルヘン時空」。ゲームシステムには関係ないのですが、ボス戦は必ずメグリロが展開するメルヘン時空の中で戦います。メルヘン時空内ではメグリロの通常ショットが3wayへ強化されます。…っていうか、メルヘン時空って何だ…?

元々は「メルヘン世界にな~れ!」と言うと周囲がお花でいっぱいになり、どんな悪人も改心するという魔法だったようですが、そこに科学要素が融合したらどういうわけか禍々しい背景と共にショットが強化される魔法となった。

各ステージのボスとの会話の最後を締めくくる「メルヘン時空発生リロ!」。意味はあんまよく分からない。

ストーリーがイカレてる

可愛らしい絵柄とは裏腹に、ストーリーは完全にイカレてます。頭のネジが相当数吹っ飛んでいて、常に物事の斜め上にズレたトコに存在していて、私たちとは違う世界が見えている人が書いたとしか思えない奇抜な展開が大変魅力的です。

友達を増やすために魔法の国からやって来た魔法少女メグリロ。かわいい。

しかしいきなり死ぬ。

その場にいた科学者の手によって身体を魔改造され……

魔女ボーグ「メグリロ」として復活を果たす。

ここまではまだ普通。本編に比べれば圧倒的に普通。改造シーンがシルエットとはいえ結構エグかったり、そもそも題材がマニアックだなーと思うのですが、まだ普通である。

本編はとにかくイカレてます。

例えば1面前のデモでは地球制圧を目論む悪の組織が子犬をリンチしてるところに出くわすのですが、「助けてあげようよぅ」と訴えるビリケンに対してメグリロの反応は…

「ここは様子を見るリロ」

なぜか子犬を助けずに、様子を見るメグリロ。

そして次の瞬間…

子犬が死ぬ。

そしてようやくメグリロは戦う決意をする。全ステージの前にデモが入るのですが、毎回すべてこんな感じの流れ。なぜか「ここは様子を見るリロ」。あと、毎回サイボーグ形態に変身する時の「シニカルマジカルカンカンノー!」も意味が不明である…。

2面デモでは誰がどう見てもジャムおじさんとアンパンマンを融合させたようなキャラデザのケーキ屋さんの脳内に爆弾が仕掛けられていることに気付くのに、やはり様子を見ていたせいでケーキ屋さんは爆死。助けられたはずの命なのに、軒並み死んでいきます。

ブラックユーモアの塊というか、なぜそうなるとツッコミを入れずにはいられないパターン展開ですが、あまり深く意味を考えない方がいいかもしれない。というか、別に意味なんて無いかもしれない。いやむしろそんな感じがします。

ちなみに後半からエンディングにかけてはもっとぶっ飛んでいて、オチも最高に意味不明でかえって潔いとまで感じるレヴェル。さりげなくサイボーグのビリケンが登場したトコや最後の「了解リロ」のトコは正直声を上げて笑わせてもらいました。正気で書いたとは思えない。笑

気になる人は自分でプレイしてみるか、誰かのプレイ動画を観てみましょう。STGとしては難易度控えめで防御手段(トキトメワープ)が強力、シールドアイテムも頻繁に落ちるので初心者も遊びやすいゲームかと思いますので、自分でプレイしてみるのがオススメです。

シャオリン

なんでそうなるの。
でも民間人をあえて次々と見殺しにするヒロインってのはたしかに新しいわね…。っていうか他にあるわけないわ。

唐沢

ハハハ。ストーリーもエンディングも意味不明すぎて、一周回って超笑えるww

ユンファオ

ストーリーはあり得ないくらい独特でそういう意味では面白いけど、シューティングゲームとしてもよく調整されていて面白い。標準難易度ならSTG初心者でも気持ち良くプレイできる良作だから、ぜひ遊んでみて。

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