数年前からの計画である「密かにSTGブログ化」を目論み中

STG紹介#15「exceed 3rd BP」魔王になる覚悟と誠意と努力と正義と友情理念と愛と平和と勇気とガッツで攻略する、超シンプル派弾幕系STG

ユンファオ

10年ぶりくらいに戦った真ボスのレメディは涙が出るくらい強かった…。あんな強いボスだったっけかな…。

シャオリン

また唐突ね~。っていうか結構古い話ね。

唐沢

「exceed 3rd」!
当時結構人気出たシューティングだよな!

ユンファオ

そういうわけで、STG紹介記事シリーズ第15弾は「exceed 3rd」を紹介する。
eXceed3rd BlackPackage
ゲーム開発サークル「天然素材」制作のSTG、eXceedシリーズ第3弾。BlackPackageはそのバージョンアップ版…とはいえ、無印版と比べて雰囲気や弾幕傾向がかなり違っていて、ほとんど別モノである。主流はBlackPackageの方であり、現在はSteamなどで購入可能。

自機と各ステージボスが女の子で、会話パートが挿入されて、弾幕は低速大量型ということで、ポピュラーなところでは東方プロジェクトに近いイメージのSTGです。

しかしこちらは、弱者は存在することすら許されないという魔界で、その王の玉座と権力を巡って魔法学園に通う女の子たちが殺し合いをするという世にも恐ろしいストーリーであり、BGMも含めて雰囲気はややダークでシリアス。

そして、ちょっと厨二。セリフとか、技名を叫ぶところとか。とてもよい。

ゲーム全体に渡ってグラフィックやBGMに統一感があって、強烈な世界観設定に加えて全キャラフルボイスということもあって、ストーリーへの入り込み度はシューティングの中では高い方かと。弾幕STGしながら徹底された世界観や雰囲気や厨二を楽しみたい人にはオススメです。

私にもできる、近接即殺!

東方にイメージが近いとか書きましたが、あくまでもゲーム構成的な観点の話。実はプレイ感覚は遊べば遊ぶほど東方とは違っている事に気付きます。

東方は製作者であるZUN氏の有難いお言葉にあるように、圧倒的な弾幕の中を掻い潜るように避ける楽しさに徹底して重点を置いているのに対して、本作は見た目こそ東方に近い性質の弾幕の中にありながらも近接速攻撃破のスリルと攻撃的なパターン化構築の楽しみが意識されたデザインになっています。つまり、方向性が実は逆。

本作のスコアシステムは敵を素早く倒すことで得点倍率を得られるタイプのものですが、敵に近づくほど自機の攻撃力が上がりますので、すなわちスコア稼ぎのためには近接速攻撃破が必須事項。

ユンファオ

むしろスコア稼ぎの唯一の手段って言ってもいいかも。

よって、クリアラーからスコアラーへクラスチェンジしようとしてる色気の付き始めたシューターは恐る恐る少し前に出てみるわけですが、本作のレベルデザインはそういった若手プレーヤーへの配慮が厚いと感じます。

つまりボスの弾幕には「頑張ればもう少しだけ接近できるかも」「あの攻撃には最接近できる瞬間があるのでは」といった具合で、練習すればスコアアップのためのスタイリッシュ近接即殺プレーが自分にもできるかも、と思わせてくれるような『隙』が散りばめられている。

ボスに接近できる、『隙』のある攻撃は意外と多い。

道中もどんどん接近して気持ちよくスコアを稼げるような、爽快感重視のレベルデザイン。

クリアを目標とする初心者クリアラーに対しては比較的緩めの弾幕と遊びやすい難易度でおもてなし、前に出ようとする者に対しては教導的にスキルアップが見込める親切設計。

そう、本作は弾幕STG初級者から中級者へのレベルアップを見据えるプレーヤーに対して特に親切設計、というのが私の感想。

STGにおける優しさとは、弾数が多い・少ないとか、ボムが多い・少ないといった目に見えやすい要素だけで単純に測り切れるものではないのです。

プレーヤーキャラと華麗なるボスたちの紹介

唐沢

せっかくキャラ推しのゲームなんだから、キャラの紹介をしよーぜ。

ユンファオ

うん。あんま大したこと喋れないけど。

登場キャラは自機1人、通常ボス5人、真ボス1人の計7人。何気に声優が軒並み強い。

Steam版だとテキストが英語オンリーなのがちょっと気になるけど、音声は日本語フルボイスなので問題なし。

むしろ戦闘中に字幕なしでボイスだけのセリフもかなり多いけど、それらを全力で楽しめない海の向こうのシューターたちは気の毒である。

自機 レイン・リンドブルム(CV.遠藤沙哉)

「この背に掲げた翼の意味を忘れたことなんて無い」

本作の主人公にして自機キャラ。小さい頃から「立派な魔王様」になることを夢見て育ったというゴツい夢を持つ少女だが、同じく名家リンドブルムの生まれである実の姉にして次期魔王最有力候補の一人とされるセレスティアに強いコンプレックスを持っていて、彼女を破らない限り夢は敵わない。

実は魔王の玉座そのものよりも純粋な闘争と最強である事の証明を求めるタチであり、それを見抜いた真ボスちゃんに買われて招待死合にお呼ばれされることになる。

必殺技は弾にカスって溜めるゲージを消費して放つ「バーン・エアレイド」と、ボムにあたる「ドラグーン・デトネイション」。技名を声高々に叫ぶのがよい。

1面ボス ルゥ・シエル(CV.田村ゆかり)

「もうこうなったら最終奥義ーっ!!」

1ボス。田村ゆかり。ああ、アララクランの事を思い出す…。それはさておき、ルゥは人間族魔法使い。レインを慕う後輩キャラ…と見せかけて単に実力者に八方美人に媚びを売りまくる小悪魔ちゃんとのこと。こういうのが好きな男はたくさんいそうな感じです。

最初のボスというだけあって攻撃は激しくないので、どんどん密着アタックしていきましょう。

田村ゆかり「連射連射連射ァーっ!」

2面ボス サリアベル・オルファンナイツ(CV.榊原ゆい)

「私が魔王になればこの世界はもっと良くなるぞ。血と断末魔に満ちた、最高の理想郷に!」

ネコ科獣人族で非常に好戦的で狂暴な不良ポジション。世界に血と断末魔が満ちたら幸せらしい。…そんな世界の何がいいんだ…?

2面ボスとして程よい強さしてる。ちなみに個人的には最初の攻撃が一番苦手で、そのほかは接近して速攻を掛けやすいので戦いやすいボスだと思います。

超苦手な最初の攻撃。何故かよく追い詰められる。しかしネットを探し回ってもそんな意見は見たことがない。不思議だ。

3面ボス ギー(CV.ひと美)

「なんだ、妹の方か」

ひさーびさに「CV.ひと美」とか見るとどちら様でしたっけ?ってなりかねないのですが、要するに北都南である。おお、PCゲーの一時代を築いた偉大なる彼女は、弾幕STGもちゃっかり網羅していたのである。戦闘中の「おいで!」とか「楽しんでる?」とか、いちいちカワイイ。

で、ギーという変わったお名前の3面ボスですが、本作において一番好き。見た目が可愛いっていうのもあるのですが、出会ってから第一声の「なんだ、妹の方か」のインパクトが凄まじく、まずグイッと惹き付けられました。

彼女は黒魔術のエキスパートということで魔物を使い魔として使役する召喚術にも長けており、魔王選抜大会開始と同時に大量の使い魔を放ってレインを襲わせたのですが(2面と3面の中ボスたちがそれ)、私も主人公のレインも揃って勘違いしていたのですが、術者と使い魔の関係は「契約」ではなく「服従」。使い魔の力を全部足しても術者であるギーに及ばないらしい。なにそれカッコイイ。

ということで、使い魔は契約して戦ってもらってるのではなく、力で服従させて戦わせているということが分かり、そこにちょっとしたサディスティックでエロティックなものを見い出し、ギー好きっていう結果に至ったわけです。

戦闘に関しては、最後の攻撃のうねうね曲がる弾が超怖いって事と、BGMがおどろおどろしくて良いって事だけお伝えしておきます。

その弾、曲がるよ。やーめーてー。

4面ボス イリアス・レギンレイヴ(CV.水樹奈々)

「あなたにはまだ魔王になる覚悟が足りない! 泣いて助けを求める者あらば北へ南へ東へ西へ、雨の中、雪の中、海の中、汗と涙と血反吐を吐いて駆けずり回る、献身的な誠意と努力と正義と友情理念、愛、平和、勇気! 何よりも~…↑

ガッツが足りなーいっ!!」

めちゃくちゃ目立つし、かなり好きなセリフなんですが、実は前作にもほぼ同じセリフが使用されてるという笑

エルフという慎ましく生きている種族の出身であるにも関わらず、ガッツとかセリフからも想像できる通り、かなりのおてんば、そして根性派体質。エルフの森を飛び出してきた血気盛んな180歳である(!?)。

まあ、大変清々しくてサバサバした性格をしていてグッドです。

戦闘面は初見殺し的な性質の弾幕がいくつかあって、不勉強だと軽く捻られてしまうので注意されたし。

最後の攻撃はあらかじめ対策できてないと余裕で死ねるので注意。

そういえば、4番目の攻撃に移行するときに時々必殺技の名前を叫ぶのですが、あれカッコ良くて好きなので毎回聴きたい。ランダムなんですかね~。

ユンファオ

覚醒せよ、グロースター…

唐沢

…ミーティアー!

5面ボス セレスティア・リンドブルム(CV.伊藤静)

「リンドブルムの名を継ぐ者は2人も要らない」

ゲームにおけるラスボスであり、レインにとってもラスボスである、実のお姉さん。魔法学園に入学と同時に当時の実力者を全員病院送りにしたとかいう、ヤンキー漫画に出てきそうなエピソードを持つ。妹のレインに対しては愛情はあるんでしょうけど、如何せん戦闘中に「ここで一生戦えない体になった方が幸せかもね」とか「私は!神に愛されている!」とか平気で叫ぶせいで、結構アブナイやつなのかと思わされたりもする。

攻撃としてはラスボスらしい派手でインパクトの強いものが多くて結構ですが、弾幕STG界隈で見れば比較的ヌルいので戦いやすいラスボスではないかと思われます。

最後から2番目あたりの「マグマダイビング」は慣れるまでは惨殺されるかも。曲がる弾も恐怖だが、左右の壁を形成してる光る弾が見た目よりも当たり判定が大きくて危険です。

弾幕「マグマダイビング」。左右の当たり判定がデカくて詐欺判定感アリ。なので中央の道は見た目よりもやや狭い。

真ボス レメディ=アンデッドロード(CV.斎藤千和)

「年季が違うんじゃよ、年季が」

そりゃ5,000年以上生きてるロリババア様に比べたら、レインはおろか、180年生きてるらしいイリアス先輩すら赤子のようなもんですわ。さすが、アンデッドロード(不死王)。

そう、彼女の正体はアンデッドロードと呼ばれる魔王、7人存在する魔界の王の一人という大物中の大物。不死の王と恐れられようと、さすがに5,000年も生きていたら身体にガタが来て死期を悟ったため、玉座を譲り渡す相手を探すために今回の魔王選抜大会を開催した、つまるところ黒幕というわけです。

そんな中で、魔王の玉座や「最強の肩書」というよりは「最強の証明」を求めて闘争の中に身を置くレインの本質を見抜き、アプローチ。選抜大会を勝ち抜いた暁には終焉の大地「ヒュプレボレイオス」に来るように告げて去っていく。魔王は選抜大会によって選定されるものという枠組みが恒例化する中で、レメディは格式よりも魔王候補者の内面や本質的なところを評価していくスタイルである。

「人様から与えられた称号など、そなたにとっても不本意であろう? ならば、力づくで奪い取って見せよ!」

戦闘力的にはEXTRAステージのボスというだけあって全ボス中でも随一だが、弱い攻撃と強い攻撃の差が極端である。メリハリが大事って事ですな。

これムズい。特に初見時には神速の弾に撃ち抜かれて死ぬ事が義務付けられている。

シャオリン

普通にプレイしても出現しない? EXTRAステージに行くには条件があるの?

ユンファオ

たしか、1周クリアした事がある前提で、3面ボスまでをノーミス・ノーボム、だったかな。そんな感じ。

3面ボスまでをノーミス・ノーボムでクリアすると4面中盤でレメディが乱入してくるので、そのレメディをノーミス・ノーボムで倒せばフラグが立ち、5面クリア後に自動的にEXTRAステージに入ります。


古いゲームなので今の弾幕STGと比べるとグラフィックは見劣りするが、世界観や雰囲気作り、ゲームの難易度や遊びやすさの調整はハイレヴェルな本作。弾幕STG初心者から中級者に特にオススメなので、若い世代のシューターにも是非遊んでみてもらいたい。

こんな人にオススメ!

  • 弾幕STGに興味があるシューティング初級者。
  • スコア稼ぎに興味が出てきたシューティング中級者。
  • シリアス系のキャラが立ったストーリー付きの弾幕STGがやりたい人。

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